明石市 糖尿病内科まつだクリニック-1型糖尿病診療について

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Type1diabetes
1型糖尿病

1型糖尿病は、生活習慣病ではありません。

インスリンというホルモンの分泌が低下あるいは欠損している内分泌疾患です。

1型糖尿病の方は、インスリンというホルモンの分泌が少なくなっています。 そのため、インスリン治療が欠かせません。

しかし、上手にインスリンを補充することで、 糖尿病がない方と変わらない生活を送ることができます。

 

インスリンの分泌が低下したことで自分を責めていませんか?

過度な食事の制限をしていませんか?

様々なことに限界を作っていませんか?

 

1型糖尿病の特徴を知り、上手に付き合っていけるように、一緒に考えていきましょう。

1型糖尿病イメージアイコン

1型糖尿病の種類

インスリン分泌が低下していくスピードに応じて3つの種類があります。
それぞれ、「劇症」「急性発症」「緩徐進行」と言われます。

劇症1型糖尿病

最も早くインスリン分泌が低下します。
約1週間でインスリン分泌が枯渇してしまうため、糖尿病性ケトアシドーシスという重篤な状態に陥ってから診断されることもあります。
腹痛や著明な全身倦怠感といった、糖尿病とは気づきにくい症状で受診されますので、診断に苦慮するケースもあります。
発症時には急性膵炎や腸炎との鑑別診断が必要です。
発症後は、すい臓からのインスリン分泌がほぼ完全に枯渇してしまうことが多いことも特徴です。

急性発症1型糖尿病

1型糖尿病の中で、最も頻度の多いケースです。数ヶ月かけてインスリン分泌が低下していきます。体重減少、全身倦怠感、口渇、多飲、多尿などで気づきます。
発症早期に適切なインスリン加療ができた場合に、一時的に必要なインスリンがとても少なくなったり、インスリン治療が必要なくなることもあります。この状態をハネムーン期といいます。
治療の基本は、分泌されなくなったインスリンを自己注射によって適切に補充していくことです。インスリンの注入方法には、ペン型の自己注射だけでなく、インスリンポンプという機器を用いることもできます。

緩徐進行1型糖尿病

2型糖尿病と診断されている方の中にも、実は「緩徐進行1型糖尿病」という1型糖尿病であることがあります。診断(発症)されてからしばらくの間はインスリン治療が必要ないのですが、徐々にインスリン分泌能が低下していき、3か月から長い場合は10年以上かけてインスリン治療が必要な状態になっていきます。
早期に緩徐進行1型糖尿病と診断されれば、早期にインスリン治療を導入することで、将来の膵臓からのインスリン分泌能を守ることができるとも言われています。2型糖尿病として内服治療を受けている方で、血糖コントロールに難渋していらっしゃる方は実は緩徐進行1型糖尿病かもしれません。

血糖コントロールをサポートするデバイス(機器)も進化しています

持続血糖測定機器とは

この機器を用いると、想定外の血糖変動や、睡眠時の血糖の推移など、ご自身の血糖値を完璧に把握することができます。

カーボカウント(炭水化物量に応じて、インスリン量を決める方法)の設定や振り返り、基礎インスリン量などの設定に力を発揮します。

 

現在、当院では3種の機種をご利用いただけます。

 

持続血糖測定器を詳しく見る >>>

現在、ご利用いただける機種の写真

インスリンポンプとは

インスリンポンプ療法(CSII)は、携帯できる小型のインスリン注入ポンプを用いて、インスリンを皮下に持続的に注入する治療法です。

 

ペン型インスリンによる自己注射より生活の自由度を高め、QOL(生活の質)向上に有効な治療法として認知されています。

持続血糖測定器とリンクさせることで、低血糖時には自動的にインスリン注入を中止することが出来る機種もあります。

また、インスリン注入部分とポンプが一体になっており、操作をリモコンで行うため、チューブフリーになっているため、チューブによるトラブルの不安がなくなっている機種も登場しています。

 

それぞれの生活スタイルに合わせた治療法を選択していきましょう。

インスリンポンプのイメージイラスト

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